書道のお手本をでっち上げる話。

でっち上げるとは何事か! と言われそうな気もしますが、別に特別字が上手いどころか悪筆な自分が仕事で今度、書道というかお習字をちょっとだけやる予定なので、お手本を作ったのですが、それほど得意ではないので、丁寧にそれっぽく誤魔化したって感じです。

とりあえず、一時間ほどやってみたのですが上のような感じになりました。

基本点画から始めるわけでは無く、外国人向けのあくまでも体験なので、細かいことはすっ飛ばしてお手本を臨書させるだけなので、お手本もそこまでこだわる必要もないんだけど、気分的に自分が筆で字を書きたかったという理由で筆を百均で買って作り始めたんですが、最初はノリノリだったんですが、久しぶり持ってみたら、筆で字を書く感覚が狂っていて、言う事を聞かない。おまけに朱墨なんか使ったもんだから墨の粘度がちょっと違うし。

そんなこんなで書いた字は『ひまわり』『春夏秋冬』そしてウケ狙いの為の『忍者』お手本のように人前にどうにか出せるレベルが二十枚入り半紙のうち三枚のみという残念な結果に。見る人が見れば字形のバランスや、点画が微妙におかしいのが目に付くかと。もはや、書いたというよりもでっち上げた代物ではないかと……。

習字は小学生の頃少しだけ齧って、それ以降は大学での文学部の必修授業の中に教職者向けの書道があって単位を取った程度の、残念なレベルなわけです。一応崩し字も、古典の原文読むために、崩し字辞典と併用すれば、少しは読めるし、書道史も文字学勉強する上で、知識の面では普通の人よりか頭に入っているわけですが頭に入っているけど実技はからっきしなんで、このザマよw。

とは言っても、実際に教えるときは、学生とか人の話聞かずにフリーダムやってくるのでお手本もクソもなく好き勝手にやられちゃうんだけどね。精神統一どころか場合によっては動物園だったりするのは多分良くあることです。