ニュース番組と新聞について思う事

割かしニュース番組は好きだ。とはいえ、インターネットのおかげで、ニュースは見る物じゃなく読むものになってしまったが。ネットが無い時代は大体のニュース番組に目を通していたし、新聞も子供ながらに読んでいた。小学校の時に先生に好きな番組聞かれた時アニメと一緒に『スーパータイム』『ニュースの森』『ニュース9』『ニュースステーション』『ブロードキャスター』……と答えて苦笑いされたレベル。

親もニュースをよく見る影響で、小さいころからコロコロコミック片手に普通に親しんでいた。今思うと極端で相当変なガキだったと我ながら思う。別に成績が特別良いわけでもなかったし。

大学時代もCourrier JaponやNEWSWEEK週刊新潮、文春……etcなんか面白い記事があるとを駅で買って購読したり、週刊誌を一通り大学図書館で目を通していた。今では、ふらりと本屋に寄った時さらりと立ち読みで済ますレベルだが。

新聞もあるけど、あの偏平な書体と中身の薄い記事ばかりで最近は全然読む気が起きない。テレビ欄もほとんど見なくなったし、もはや新聞は使い道のない紙束みたいなものだ。主張の左右はあれど、結局全国で伝えてることは大して変わらない。だったら、新聞ごとにもっと尖った特徴をくれと言いたくなる。正直購読をやめたくなるレベル。新聞を読むと中身が無くて逆にバカになりそうだ。

せめてニューヨークタイムズ日曜版(新聞なのに約200ページで、そのうち雑誌記事が約56ページ書評面が28ページ……などなど様々な指向に合わせてページを割いている。まあその分値段は通常の三倍だ)これくらいのレベルのものでも出して欲しいものだ。それくらい濃くてマニアックな物を新聞として出してくれたら購読したい。まあ、ニューヨークタイムズも時勢に逆らえず経営危機ではあるから、内容は関係ないのかもしれないが。


でもやっぱり、キッチンの使ってない皿や、ガラクタとかに巻かれていた古新聞なんかを読むと、文章がはっきりしていて、難しい話をがんばって伝えようと努力しているのが読んでて判るので、記事の質が落ちているのだろう。世の中の負のスパイラルがここにも存在しているよらしい。こればかりは個人がどうこう言う問題じゃないし、見ているしかできない。

TVニュースにしても同様だ。どうでもいい芸能人やら政治家ののプライバシーが優先され、本質的なニュースの掘り下げが少ない。これならニュース、新聞、週刊誌なんか見る位なら2chやネットニュース、ブロマガを見ていた方がマシだ。片寄りは激しいが読み物としてまだ面白い記事書いてくれる人が多い。

こんなご時世なんだから、ニッチに対応したニュース番組はあってもいいと思う。自分の場合だったらスポーツコーナーと芸能人の話が無くて、録画でもいいから放送スピードを一・五倍か二倍速で放送してくれるニュース番組があれば喜んでみる。

多分、これからはいろいろな事が、マニアックな方向に向っていくと思う。義理堅い固定読者・視聴者を摑んでいくというのが、これからの鍵になっていくと思う。もう万人受けを狙う時代ではないと思う。

ついでに、新聞やニュースメディアから叩かれたり、偏向報道されてさんざんな扱いを受けるマニアックないわゆるオタクの人だって、将来のコアな読者になってくれるんだから、もっと大切にしてほしいな。新聞・雑誌でも紙の半額で全ページをkindle定期購読とかできるようになれば普通にお布施払うよ。