モノを書いても悩みは尽きない



同人誌にするために書いた『僕はたいした理由もなく君の手を握る』の手書き原稿を、PCに打ち込むという作業をここ一週間ほど空いた時間にやっていたんだけど結構時間かかるね。俺も駄文製造機ではあるけれど、悔しいことに量産型ではないんです。ただのポンコツですよ。

文字を打つだけならいいんだけど、打ちながら読んじゃう。そして、おかしなところを訂正しようと悩んじゃう。それが、繰り返し起こって、二行打つと三十分のタイムロスみたいなことをやったり、自分の書いた文章の陳腐さに悶えたり。地獄地獄もいいところ。

まあ、慣れてくると、直したい気持ちを我慢して打ちこむだけの作業になっていったんだけれど。まぁ、苦痛。なんで、自分はアホな事をやっているんだろうって、テンションがダダ下がり。まあ、それでも誤字脱字チェックしないまま、ギリギリまで原稿書いてた経験もあるんでそれよりかは、まだ少しだけ時間に余裕があるだけマシなんだろうな。

でもあと入稿〆切15日位だから、呑気な事ばかり言ってられなかったりする訳で……。



とりあえず今まで打ってみたのを、大まかに計算したところ原稿用紙おおよそ175枚前後。A5二段組み90ページとなっています。量的には少し長めの中編、文学作品とかならギリギリで短めの長編小説扱いになるくらいの分量と言ったところでしょうか? 大学生なら文系の卒業論文三つ分くらいのボリュームです。まだ赤入れや文章を少し直したり増やしたりするからまだどうなるかは判らないんですが。大体いつも100ページ前後の本ばかり作っているので、今回もそれに準ずるかなって感じです。印刷するためにページを4もしくは8の倍数で調整したりはこれからです。

長編のアプローチもやってみたいんですけど、今の筆力では力及ばず……。新人賞出すわけじゃないからいいじゃん。とかいう人もいるんですけど、やっぱり同人であれ、長編かけての物書きじゃないかなっていう気持ちが自分の中にありまして。まあ、これは次回の目標に持越しです。

納得いくまで長編レベルまで改稿するって方向もあるんですが、少ないながらも読んでくれる読者を何回も待たせているので、なるべく早く読ませてあげたいというのもあるのですよね。何度もサークルスペースに足を運んでくれて「新刊ありますか?」って言われると。本当申し訳なくて。

ここ何年かは、一年に一冊同人小説コンスタントに出せてますが、筆が早いわけでも量書ける訳でも文章がそれ程上手でもないタイプなので、今は出来るだけ数こなそうと思ってます。

さてこれから、赤入れという羞恥プレイの始まりです。何でこんなマゾいことを自分から率先してやらなければいけないんだ、とは思うんですけど、でも、一人でも読んでくれる人がいるから頑張れちゃうんです(それでも、誤字脱字が減るわけでは無い)。まあ、一冊も手に取ってもらえない時もあるんだけどねHAHAHA!。

そして、表紙も作らなければいけない。あらすじも作らなきゃいけない。おまけにキャッチコピーも。そして入稿締切にまでに絵師のイラストが間に合うのかという心配もありますが。間に合わなかったら、夏までお預け! こっちも、赤入れの最中に、破壊的なミスで書き直しってことが無いことを祈ろう。

とりあえず 5/5 COMITIA 108に間に合うように誠意制作中です。
スぺースNo.Q03b MOZA MOZA

入稿が終わったらまた通知します。孤独な作業はまだまだ続く。