タイプライターのクリーニング
みなさん、お久しぶりです。最近は、色々と優先順位的にやらなきゃいけない事が溜まっていたんで、タイプライターに関してはちょっとご無沙汰でした。筆記具も、最近は万年筆萌えな傾向なので、そっちに気持ちが……。でもタイプライターも大好きですよ!
今回は以前手に入れたタイプライターを綺麗にしようと思います。素人なので間違いやミスなども散見されるかもしれないですが、ご容赦ください。
用意するのは年代もの(1930年代)のタイプライター。画像じゃ綺麗に見えますが、結構ホコリっぽいです。
タイプライターを固定してある天板を外します。古いタイプライターのほとんどのネジはマイナスです。だから、大小のマイナスドライバーがあると心強いです。
天板に固定されているネジを外し
リボンスプールなど、取り外せる部分は取り外し、本体だけの状態にします。
ナイロンブラシ(歯ブラシでも可)で本体の大まかなホコリを取ります。裏面も同様。
70%のアルコール(消毒用エタノール)を用意します。布に含ませ大まかにボディやプラテン、キャリッジなどを拭きます。
軽くふくだけで、かなり汚れが取れます。
布が入らない所は、絵筆や綿棒を使いホコリをふき取ります。
キーボードも同様です。アルコールは油分を浮かすので、手垢、油汚れなどを落とすことが出来ます。ただしキーボードの黄ばみは、落とすのに限界があります。キーボードのはガラスと金属で覆われていますが、文字自体はただ厚紙に印刷されているだけですので、紙自体が黄ばむと取れません。
タイプバーの清掃をします。汚れを落とすのでタイプバーの下に布を敷いておきます。
長年の放置によって、インクが固着しているのと、インクの粘性によってホコリやゴミが詰まっています。
アルコールで活字面を濡らした後、ワイヤーブラシで擦ります。
擦り落ちない部分は小さなナイフの刃先を使ってほじるように取ります。頑固な汚れなので集中力と根気が必要です
タイプアームのスリット(割れ目)にもナイフの刃を入れてホコリや汚れを搔き出します。タイプライターのトラブルの原因はゴミとホコリです。潤滑剤が呼び水とのなってホコリを固着されますので、アルコールで潤滑剤の油分を浮かしつつ、ワイヤーブラシやナイロンブラシで擦ったりして、汚れを落としてください。
最終的にこのような感じで、光沢が出る位には綺麗になります。
あとはボディーの気になる汚れにアルコールをなんかを塗って塗って、ワイヤーブラシでゴシゴシしてください(金属部品に限る)
ペーパーサポートが汚かったので、ちょっと汚れを落としてみました。
一通りクリーニングが終わったら潤滑剤を用意してください。今回は金属ボディなのでCRC 5-56を使いますが、石油系溶剤が入っているので、プラスチックボディのものにはなるべく使用しないでください(溶剤と反応してプラスチックを侵します)
小皿かなんかに、潤滑剤を出したら、キャリッジの可道路や、タイプアームの接合部に、筆などを使って、塗ってください。潤滑剤にグリースはオススメしません。粘度が高すぎるのでタイプバーの動きがわるくなったりホコリが吸着して動きが悪くなって負荷がかかりコショウの原因になります
何度か、キーをタイプして、動きが悪いキーにには多めに潤滑剤を点してください。点し終ったら、布か何かで余分な潤滑剤はふき取ってください。
スプールのインクリボンを巻き替え完了です。
見た目にはあまりわかんないでしょうけど、結構きれいになってます。
ただ、唯一の失敗はボディーを拭いた時、デカールの染料部分にアルコールが反応して、色が抜けてしまったので、ボディーを拭くときは、デカールの部分にアルコールを近づけないようにしましょう。残念になります。
タイプも問題なし。機種によって差はありますが、大体この方法を基本にしとけば応用もできるんじゃないかなと思います。
今回は以前手に入れたタイプライターを綺麗にしようと思います。素人なので間違いやミスなども散見されるかもしれないですが、ご容赦ください。
用意するのは年代もの(1930年代)のタイプライター。画像じゃ綺麗に見えますが、結構ホコリっぽいです。
タイプライターを固定してある天板を外します。古いタイプライターのほとんどのネジはマイナスです。だから、大小のマイナスドライバーがあると心強いです。
天板に固定されているネジを外し
リボンスプールなど、取り外せる部分は取り外し、本体だけの状態にします。
ナイロンブラシ(歯ブラシでも可)で本体の大まかなホコリを取ります。裏面も同様。
70%のアルコール(消毒用エタノール)を用意します。布に含ませ大まかにボディやプラテン、キャリッジなどを拭きます。
軽くふくだけで、かなり汚れが取れます。
布が入らない所は、絵筆や綿棒を使いホコリをふき取ります。
キーボードも同様です。アルコールは油分を浮かすので、手垢、油汚れなどを落とすことが出来ます。ただしキーボードの黄ばみは、落とすのに限界があります。キーボードのはガラスと金属で覆われていますが、文字自体はただ厚紙に印刷されているだけですので、紙自体が黄ばむと取れません。
タイプバーの清掃をします。汚れを落とすのでタイプバーの下に布を敷いておきます。
長年の放置によって、インクが固着しているのと、インクの粘性によってホコリやゴミが詰まっています。
アルコールで活字面を濡らした後、ワイヤーブラシで擦ります。
擦り落ちない部分は小さなナイフの刃先を使ってほじるように取ります。頑固な汚れなので集中力と根気が必要です
タイプアームのスリット(割れ目)にもナイフの刃を入れてホコリや汚れを搔き出します。タイプライターのトラブルの原因はゴミとホコリです。潤滑剤が呼び水とのなってホコリを固着されますので、アルコールで潤滑剤の油分を浮かしつつ、ワイヤーブラシやナイロンブラシで擦ったりして、汚れを落としてください。
最終的にこのような感じで、光沢が出る位には綺麗になります。
あとはボディーの気になる汚れにアルコールをなんかを塗って塗って、ワイヤーブラシでゴシゴシしてください(金属部品に限る)
ペーパーサポートが汚かったので、ちょっと汚れを落としてみました。
一通りクリーニングが終わったら潤滑剤を用意してください。今回は金属ボディなのでCRC 5-56を使いますが、石油系溶剤が入っているので、プラスチックボディのものにはなるべく使用しないでください(溶剤と反応してプラスチックを侵します)
小皿かなんかに、潤滑剤を出したら、キャリッジの可道路や、タイプアームの接合部に、筆などを使って、塗ってください。潤滑剤にグリースはオススメしません。粘度が高すぎるのでタイプバーの動きがわるくなったりホコリが吸着して動きが悪くなって負荷がかかりコショウの原因になります
何度か、キーをタイプして、動きが悪いキーにには多めに潤滑剤を点してください。点し終ったら、布か何かで余分な潤滑剤はふき取ってください。
Before
Afterスプールのインクリボンを巻き替え完了です。
見た目にはあまりわかんないでしょうけど、結構きれいになってます。
ただ、唯一の失敗はボディーを拭いた時、デカールの染料部分にアルコールが反応して、色が抜けてしまったので、ボディーを拭くときは、デカールの部分にアルコールを近づけないようにしましょう。残念になります。
タイプも問題なし。機種によって差はありますが、大体この方法を基本にしとけば応用もできるんじゃないかなと思います。