【雑記】当たり前のことを普通にやること

当たり前だと言われていることを当たり前にやる。何ら難しいことはないと思えるかもしれないが案外難しい。これを書いている自分だって、よくよく考えてみると出来ないことは多い。

もちろん劇的に出来る必要はなくて、言われたことを言われたとおりに出来るくらいになっておくレベルで十分なのだが、それだけでも割と他人から使える印象になる気がする。それくらい現実の社会だと当たり前と言われていることができない人は多いし、何より得手不得手の差が激しく能力のイビツな人がいっぱいいる。

だから、仕事であれなんであれ必要とされる基本的スキルを完璧とはいわずとも、まあ、そこそこの及第点(合格ラインよりちょっと上くらい)で全部習得しているだけで、かなり大切にされると思う。それは、もちろん技術的なことだけじゃなくて、人当たりの良さや、身だしなみ、時間を守るといったコミュニケーション的なところや、作業などの動線を効率化させるとか、何かをしてくれた人にお礼をするといった、見えないところの気遣いも含まれている。

そういった目に見えないところは、普通評価の対象外だし普段は気にもとめられないんだけど、最後の最後で小さいんだけど、大きな差になっている。というのが自分の経験から感じているところだ。そういった点に気づけない指導者や経営者は必ずどこかでコケるし、痛い目を見る。途中で気づいて反省できる人はまだ救いがあるけど、全く救えないタイプもいる。

そういった気遣いが出来る人でも、仕事のしわ寄せや周囲の無理解で潰れてしまったり、精神的にダメになっちゃう人もいる。大半の人はうまく収まるところに収まるのだが、どんなことにも例外がある。運の善し悪しはどうすることも出来ない。ただ、少しでもポジティブさを持っていれば救われることもあると思う。

当たり前のことを普通に出来る人は、どんなことよりもすごいことである。それくらい、みんな当たり前のことができていない。だから、それを軽視したり、忘れてしまうと、後で大きなしっぺ返しを喰らうことになる。これが自分の持論である。