運命のめぐり合わせ

今年の七月十二日でちょうど日本語教師になって四年目に突入した。昔の自分は絶対に今こんな仕事をしているとは思っていないだろう。本当に運命の巡り合わせである。とはいっても労働環境にはあまり恵まれたとはいえないんだけど(ここらへんはけっこうデリケートな問題なので……またの機会があれば)。

最近になって他の学校さんと掛け持ちする機会を頂いたので、なんやかんやで、うまくやってけるタイプの仕事だったんだろう。自分よりうまくやっている人が去り、一見、向いてなさそうな人がサバイヴしてタフになって生き残ったり人生は何が起こるかわからない。

仕事の話は、自分一人だけの問題じゃないし、プライベートにも関わってくるので言いたいことがないわけじゃないけど、自分はあまり表立って言わないことにしているので、これ以上言わないけど(笑えるネタからブラックなネタまで一通り揃ってはいるんだけど、人前では言わないことにしているので申し訳ない)。

まあ、でも自分個人としては海外に一度も行ったことはないのに、こんな仕事をしているのは皮肉ではある。自分の学生時代の就職活動はリーマン・ショック後ということもあり、私含め、みんな就職が決まらなくて、同期との卒業旅行はパー。俺の周りで海外に卒業旅行へいてた奴らはみんな要領が良く、さっさと仕事を見つけたような奴らばかりである。

多分、俺が海外に行けるとしたら、奇跡的に結婚とかをして、新婚旅行だかハネムーンだかで行けるかもしれないとは思うが、今のところそんな予定も相手も一切ない。

大学時代は自分のやりたいことをそれなりにやれたし、後悔とかは殆ど無い。この仕事につけなのも、大学で運よく副専攻を収めることが出来たから、それが結果的に就職に失敗してプーになっていた自分を、首の皮一枚で救ってくれたのだから学問様々といったところではある。(ただ、未だに薄給でピーピー言っているのには変わらないが)。世の中のメインルート外れようが、人生案外なるようになるモンである。うまく行かなかったり、死にたくなるようなこともたくさんあるけど、乗り切っちゃえば、次の波が来るまではどうにかなる。

ただ、なんでもそうだが人生の転機みたいなものは、交通事故に合うよりも低い確率で、本当に運命のめぐり合わせなんじゃないかと思わせるようなことばっかりだ。人生何が起こるかわからない。へんに肩肘張らずに、あるがままを楽しむくらいの余裕を持っていたほうがいいのかもしれない。

本当に人生何が起こるかわからない。