イントロダクションとセットアップ

人に教える仕事と、創作という趣味をしていると自主的と言うか主体的に考えられない人はどこかで限界が来るなというのが、個人的な印象だ。とはいえ、自主性に任せすぎてもコントロール不能になったり、結果的にエゴまみれになる危険性もはらんでいるわけだが、それについては別の機会に。

どんなことであっても、導入(イントロダクション)と準備(セットアップ)がうまくいかないと長期的にやっていくには結構辛いというのが、自分なりの立場だ。

イントロダクションは、運にも左右されて、相性の悪い人の上についてしまったり、もしくは教えてくれるような人はいなかったという場合もあって、外部要因に左右されちゃう場合があるので、無くてもどうにかなるかもしれないけれど、中途半端な興味レベルの人がモチベーションを保つのにはあったほうがいいんだけど、あることに越したことはないが、無いのはTVゲームで言うハードモードでスタートみたいなもんなので、サバイブは可能ってところではある。

でもセットアップは自主性と言い換えてもいいので、これだけは無いとつらい。受け身は、身を滅ぼします。結局与えられた情報だけで色々こなそうとするのは限界がありますし、前もって、始める前にどんな方法でもいいので基本的な情報を調べられる状況を作っておくっていうのはほんとうに必要だと思います。一番いいのは、まずは調べることから初めて、興味が持ててから行動に移すこと。

それと、わからないことを他人に恥ずかしげもなく聞ける状態に持って行くこと。最初のうちは死ぬほど心折れます。最初のうちは、だれでもアプローチに難があるので失敗します。学習的無力感プンプンです、でも一回成功するだけで、学習的無力感はブッ飛ンでくれるので、しんどくならない程度に色々やっておくといいと思います。

質問をすると、怒り出したり、はぐらかすタイプの人は信用しないでいいです。自信がないかあまり能力のない人です。ちゃんとしたスキルある人は基礎的なことでも、ちゃんと答えてくれます。ただ堂々としすぎている人は、それっぽくハッタリかけているひともいるので、判断のつかないうちはニュートラルに対応している人の話を中心に聞くといいです。

自分の場合だと、人に聞くのが苦手だし、誰が知っているかもわからないような状況にも陥ることが多々あるので、文字資料を現時点で、時間と予算の許す限り集めたりでごまかすことも多いです。ただ聞ける環境にある場合は、くだらないことでも質問しちゃうほうです。でもそういう機会の時って、知りたいことが思い出せない事もあってもどかしいこともあったりで、なかなか思うようには行かないこともあるんだけどね。

多分どんなことでも一緒だと思うんだけど、色々なものを比較検討して『疑問に思う感性』と、『自主的な気付き』が出来るようになれば、その人は今は下手くそでも、その分野で平均以上は行けます。それが出来るということは、それなりに興味を持っているってことですし、モチベーションを保てるってことなんだと思う。