C84レポート

コミックマーケット84のレポートです。自分は三日間参加しました。創作側なのでそれ程、濃いわけではありませんが、ここ数年は夏と冬に行かないと精神的にエネルギーとパワーがもらえない体質なので、なるべく行くようにしています。

一日目


10:45分前後に国際展示場駅に着く。経験上列が動き出し、スムーズに入場できる時間帯を狙っていたのだが、まだ完全に列が捌けていなく一時間ほど並ぶ。普段なら列が捌けはじめるころだったが読みが甘かった。基本大手を狙う事は無いし、並ぶのがバカらしいので列が捌けてから、参加するのが自分の買い専時のスタイル。

 装備品は
 タオル2枚
 スポーツドリンクの500ml2つ
 宝の地図(目当てのサークルの場所を書きこんだもの、コミケカタログについている)
 テング印のビーフジャーキー(塩分補給とタンパク質補給。塩飴だと、スポドリとかで糖分取りすぎる。軽いしかさ張らないのでお勧め)



 入場に時間がかかりつつも、どうにか入ることが出来た。西館に行って前もってサークルチェックしておいたニンジャスレイヤーの島に突撃。

 大学時代の先輩と後輩が忍殺サークルやってたので、挨拶と雑談。後輩の忍殺本が売り切れてたので “データ デ オクレ” とお願いする。そのあと島を絨毯爆撃、忍殺サークルの新刊を七割方手に入れる。

 一時間ちょっと見て回り、ビッグサイトから離れ、忍殺的アトモスフィアにのまれスシが喰いたくなったので野暮用ついでに、池袋で降りて回転スシ『廻る天下寿司』で昼食。一皿120円なのに、回転寿司にしてはクオリティーが高くコスパがいい。

 その後、本屋などに寄ってから帰る。4:30すぎには家に帰れた。その後、明日のコピー誌とペーパーをでっち上げ、レーザープリンタで印刷。すでにキャリーケースには既刊や、ディスプレイ用品は用意しておいたので、印刷したコピー誌サークル通行証と見本誌標をバッグにつめて、日が変わって午前1:30に就寝。

二日目(サークル参加)

五時起き。

 6:13の電車に乗り損なう。予定より1本後の電車に乗る。8:45頃に国際展示場に着く。サークル入場を済まし、自分のスペース設営、見本誌提出し会場まで待つ。東5ホール入口の近くで目の前が通路。9:45分には、スタッフに誘導されながら、いわゆる『男波』が押し寄せていた。

 10:00 開会のアナウンスと共に一般入場が始まる。スペース前の通路はスタッフにより通行止め&一方通行。大量に人が流れる。スタッフは「走らないで! 走らないで! 競歩も走らないで!」なとど叫んでいる。中には体制を低くして目立たぬように走るやつもいたが、もちろんスタッフが目の前に立ち止める。

 とりあえずボッチ参加なので、スペースでじっとしてる。隣のサークルさんに塩タブレットをもらったりする。タイプライターをディスプレイしていたら、それに興味を持った人が話しかけてくる。年配の方もいた。

 一時間に1,2冊のペースで本が捌ける。途中コミケ雲が起き、東館の場内騒然。

 無料配布の冊子を12時過ぎにチャールズ・ブラウンスタイン(当日コミック表現規制の公園をやる人物)らしき人が、うちの無料配布本を持っていく。英文はタイトルとChapterくらいしか書いてないし、小説なのに大丈夫か? と思ったが自分の立場だったら収集するだろう。お返しにコミック弁護基金(Comic Book Legal Defense Fund)の小冊子をもらう。アメコミ好きな俺、喜ぶ。それを見ていた隣のサークルにいた人たちもワイワイ騒いでたら、それに気をよくしたのか周りのサークルにも配っていた。

 そのあと、うちのスペースにねここねさんがやってくる。
 最初妙にアイコンタクトをしてきてから、近づいてきてご挨拶してくれた。
 とてもナイスガイ。
 体中からあふれる善人臭。
 とりあえず、いろいろ雑談。見た目より行動力のある人でした。まとめ買いしようとしてくれたので一冊サービスすると言ったのだが断られてしまった。とりあえず、また会って、話したり遊んだりしようと約束。

 その後、表紙イラストを描いてくれたあちゅみ杏仁さんがスペースに来てくれたので、トイレ行きたかったので売り子押し付ける。

 トイレから帰ってくると、ねここねさんから差し入れを頂いたと伝えられる。コミケ汁(コミックウォーター:ビッグサイトの自販機で売られているスポーツドリンク)とお茶のペットボトルをもらう。お礼を言えず残念。

 ぼっち参加なので、今回はスペースを空けることが出来ず、同日のエロ同人も、アメコミ評論も買えずじまいに終わる。唯一買ったのは、物語工房さんの新刊『邀撃捜査線 カサンドラ・パラドクス #02』私自身、邀撃捜査線 カサンドラ・パラドクスシリーズのファンである。WEB上でも公開してるので、興味あったらググってみて。すごくおすすめ。創作文芸の本もいくつか買おうと思ったが、タイミングを失い買えず。

 用意した無料配布のペーパーの半分レーザプリンタのトナー切れで、ミスプリが発覚。あえなくゴミ箱行き。最後の最後で、ペーパーが切れる事態になった。

 当日の環境としては、椅子とサークルスペースという空間を与えられてたので、汗は出まくりだが、買い物にも行かず身体の負担は少なかった。

 帰りはあちゅみ杏仁さんとあちゅみ帝國の売り子さんと合流、更に何故かコミケに来ていた中学の同級生と一緒に帰る。帰り際、同じ大学の同期でコミケスタッフをしている友人とも遭遇、仕事中なので会話は出来ず。

今回の頒布結果
『見知らぬ者たちの夜』10冊
『守護者たち』3冊
『長い夜に降る雪』3冊
計16冊の頒布と相成りました。
 売れないと言われる創作文芸ながらもどうにか二桁行ったので満足。購入していただいた方は本当にありがとうございます。

三日目



りんかい線の信号トラブルで約一時間ほど遅れての到着。12時近くだったので、すでに入場列ほぼなく、すんなりと入る。

 中も人が少なく、それほど苦痛じゃなかったです。

 とりあえず、チェックしていたSpicy Tailsの同人ゲーム『WORLD END ECONOMiCA』を購入、そして、チェックしていた同人エロゲを二本程買い、Pixivで絵柄の気に入ったサークルのスペースへ向かう。が、既に完売。まだ会場から二時間くらいしかたってないのに……。

 そして東方には目もくれず、リリカルなのはのえっちな同人誌をいくつか買う。そのあとテキトーにぶらぶらして目に入ったモバマス(原作知らないが)のエロ同人を絵柄が気に入ったので一冊買い。そのあと藤子・F・不二夫風のシュタゲ本を買い二時前に会場を後にした。

 電車で大学のあった渋谷で降り、学生自体に何度か利用した定食チェーン『やよい軒』で昼飯。チキン南蛮定食を喰らう。その後ブックオフへ行って、古本のアメコミ『アメリカン・スプレンダー』の邦訳版と、洋書で『BATMAN: The Dark Knight Returns』のミレニアム・エディションを手に入れる。そして電車に乗って地元へ帰宅。帰り際スーパーによって夕食の買い物。

 夕飯を作り、風呂に入り就寝。次の日は母の初盆の為、近所・親戚対応等することが色々あるので、七時に目覚ましをかける。終わってしまうとあっという間の三日間でした。

 まあなるべく、体力を使わないように、チェックしていたサークル以外ほとんど回らず、なるべくコミケ中はビッグサイトの外には出ず東館と西館の往復は最低限で済ませたので、気候的にはキツめでしたが体力的にはどうにかなりました。三日間ぼっちでしたが、すごく楽しかったです。

 来週の日曜日はオリジナル創作オンリーのコミティアです。MOZA MOZAのスペースNo.は、ぬ20aです。多分、コミケと比べると全然人がいないので、まったりと出来るイベントです、同人イベントがどういうものなのか知りたい方はこっちの方がお勧めです。