【料理】ジンジャー・ビアを作ってみた【ノンアルコール・ドリンク】

夏なので、なんとなく素敵な飲み物を飲みたくなりました。どうせなら自分で調べて作るのがオタクの筋ってもんです。今日作るのはジンジャー・ビア。ジンジャーエールの原型となった飲料です。自然発酵により炭酸が生まれ、ジンジャーエールより生姜の風味が強く、さわやかでありながら、刺激的。あまり子供にはお勧めしませんが。カナダ・ドライのジンジャーエールなんてあんなモン目じゃないです。





カクテルのモスコ・ミュールもジンジャーエールを使ったインチキ代用レシピがのさばってますが、本来はジンジャービアを使い、銅で出来たマグで飲むのが本来のレシピ。それじゃどんなものか作っていきましょう。

さて、まずはじめに、ジンジャー・ビアとジンジャーエールとの違いは何ぞや? という事ですが。

ジンジャーエール生姜とレモン(or ライム、柑橘類)、砂糖を加えてつくったシロップを炭酸で割ったもの。(有名どころだとカナダ・ドライやウィルキンソン

ジンジャービア:生姜とレモン(or ライム、柑橘類)、砂糖、水、イーストを混ぜて醗酵させ、炭酸を発生させたもの。

という事になります。一つ言っておくとカナダドライは、香料のみで生姜を使ってないです。だから、ジンジャーは一切入っていないジンジャーエールです。お子ちゃまで飲める素敵な

ソーダだよ。F**K!(別にカナダドライが嫌いなわけじゃないよ! 気分的なノリだよ! イェア!)

ジンジャービアの風味はBARとかにおいてあるエゲツ無い辛さでおなじみのウィルキンソンジンジャーエールの味に近いものだと思ってください。自家製のジンジャー・ビアはあれよりかは多少刺激は弱め。

作り方はとっても簡単です。



材料:2リットル分

・ビンもしくはペットボトル(炭酸用)

・水 2リットル
・しょうが すりおろし 大さじ3
・レモン 1つ
ドライイースト 大さじ1/2
・砂糖 200g(グラニュー糖、上白糖、三温糖、黒砂糖など、お好きな種類を)今回は上白糖と三温糖を2:1で使っています。
・黒蜜(コクと風味づけにお好みで。なくても大丈夫)



生姜を大さじ三杯分すりおろす。今回は千切りも混ぜてみた。



レモンを一個分をボウルもしくは皿に絞る。

今回は皮も風味づけにつけようと思ったので皮を剥いた(レモンの香りの大半は皮のオイルに含まれるため)。

普通は剥かないで単純に絞ってOK。

らせん状に剥くと、レモネードやカクテルの飾りにも使える。


水は少し温めて入れる(60℃未満 それ以上だとイースト菌が死滅するので)。慣れない方は常温の水でOK。

砂糖、すりおろしたショウガ、レモン汁、ドライイーストを加え、中身混ぜましょう。風味をよくしたいならレモンピールを入れたり黒蜜混ぜたり、辛さが欲しかったら、とうがらしを一本くわえるとヨロシ。

混ぜるときは菜箸、ロングスプーンなどをお使いください。ペットボトルなら軽くシェイクしとけばいいと思います。

私は昔、酒も飲めないくせにカクテルを趣味にしようとしていたおかげで、バースプーンがあったのでそれを使って、中身を混ぜ混ぜしました。


混ざったら、ふたを閉めて常温で暖かい場所へ半日から一日ほど放置。

醗酵の副産物として炭酸とアルコールが出来ます。ビンにパンパンに入れたせいで、開けた時吹き出しやがりましたが、飲んでみると確かに微弱に甘みが減りアルコールの風味が感じられます(私はお酒があまり飲めないので、アルコールのわずかな風味に敏感。アルコール2%もあれば顔真っ赤になる――既にシャンディで経験済み――ので、今の所そこまで醗酵していない筈)

グラスに氷を入れ、ジンジャービアーを注いだら出来上がりです。生姜が邪魔と感じたら茶漉しで生姜を漉しましょう。

夏なら醗酵が早く進みますので、私が作ったのは6時間位でもちゃんと発泡していい感じに飲み頃でした。アルコールの風味が欲しければ、もう少し醗酵させ、十分だと思ったところで冷蔵庫へ入れて醗酵を止めましょう。夏は醗酵が早いです。

なお、アルコール度数1%以上のモノを作ると酒税法違反なので注意しましょう。

お酒が弱い人は口に含んでほろ苦さを超えた苦味を感じたら、度数1%を超えて醗酵しているかもしれません。お酒が強い人なら旨いと感じたら、度数1%を超えているかも。お気を付け下さい。まあ、人それぞれ好みはありますが、砂糖の甘みをあまり感じなくなったら危険なラインと思っておけば大丈夫なはず?





レトロなラベル風の画像を作ってみました。なるたけ旧字使ってますが、隷書体の謹製の字だけはフォントセットに新字だけしかなかったのでしょうがなく新字体

なお自家製なので、当たり前ですが食品衛生上、頒布、販売等は一切しておりません。飲みたい方は自分で作りましょう。