平日に行く映画について

最近、映画は平日になるべく行くようにしている。そう簡単に平日に行けるわけでは無いのだが、運とタイミングがあえば、平日にとれた休みの日とか仕事帰りとかにチョイと寄る。

平日、休みが取れた時は、一番初めの回に行く。良くいく映画館がファーストショウ1,200円という安価で映画を見せてくれるのだ。そのかわりメンズデーが存在しないのがファックである。ただ、映画を安価で見られると、その浮いたお金をついついコーラとキャラメル・ポップコーンの魔力に取りつかれて払ってしまう。結局1,800円で見た時とトントンの値段になってしまう。ポップコーンとコーラを買わない時はパンフレットを買ってしまう率が高い。うん、不思議だ。

平日に行く映画の何がいいかと言えば、観客が少ないのだ。意外とこういう時って反社会的な人や集団に出合いそうな気もしなくはないが、案外そういうひとは平日は律儀に働いているらしい。

それに加え、普段はそうでもないのだが、私は映画館に行くとなぜかトイレが近くなってしまうので、いざという時に席からすぐに離れトイレに行くルートを確保しやすいというのもある。映画館は何故か全身から俺の水分を抜こうとしてくる(笑)。それさえなければ最高の空間だ。スクリーンを独占したような気分になるし、映画に集中できる。

平日の人のいないガラリとした映画館で見る映画は、何事にも替え難いとても贅沢な空間だと思う。時間に余裕のある人は是非お試しあれ。ただし見た映画が、そこはかとなく糞な場合は贅沢な気分もブッ飛ぶことも無きにしもあらず。それは保証できない。