【雑記】最近の執筆環境とかの話

ブロマガの記事を何かしら書こうと思っているのだが、脳味噌がまだ小説書くときのモードのままで切り替わらない。おかげで、暇なときはリーガルパッドに向かって、苦も無く万年筆を走らせることが出来るので助かってはいるのだが、ゆるゆるな記事が書けなくなっている。

とりあえず、数か月間一つの作品に集中していたことで、小説を書く体力っていうものは向上したんだと思う。以前より、ちょこちょこお話を書くのが苦痛ではなくなった。でも、アイディアの動脈硬化は毎度のこと起きるのは相も変わらず。ネタに詰まるというのは物書きにとって最大の苦痛だと思う。毎回嫌な目にあっているのに、それでも書き続けてしまうのは、ある意味で一種の病気なんだろう。

最近の執筆スタイルは手書きで、万年筆を使って普通のリーガルパッド(左 伊東屋製)に、落書きしつつ雑なアイディアを書き連ねて、右側のリング綴じリーガルパッド(右 Cambrigeブランド)に小説の形式で段落ごとに書き連ねる。アイディアや場面構成用に緑色のリング綴じノート(Cambrige)も使う。利点はどんな場所でも書ける。iPhoneのおかげで、PCが無くても簡単な調べものなら携帯で済むようになったから、狭いスペースで椅子に座り、空いた時間にちょっと書いては休んでの繰り返しが今まで以上にしやすくなった。もちろん執筆環境がよくなったからといって面白い小説が書けるかといったら別問題なんだけど。

(上の写真のような感じでいつも書いています。書いてあるのは次回作の本文)

なんやかんやで、普通のリーガルパッドと万年筆は、思いついた時に書けるようにバッグに忍ばせるようになっています。ホントここ数か月で完全にアナログ回帰してしまいました。今の俺には、こっちの方が結構書けるみたい。何も浮かばない時もあるけど、そういう時は落書きやどうでもいい事書いてればいいし、意識が別方向に行かなくていい。

俺が、万年筆を持つようになったきっかけっていうのは、大学時代に受けた創作文芸論(講師は今は亡き直木賞作家の海老沢泰久先生)の課題が原稿用紙三枚に万年筆で小説を書くこと(結構難しいんだ、完全に三枚にまとまる話を作らなければならないから)。だったっていうだけなんだけど、結果的にそれが今の自分の執筆スタイルに生かされる結果となった気がする。自分の場合は清書は漢字変換とつかえる文字の多様性からPCだけど。下書き段階までは完全に手書き化ですね。

個人的な意見だけど、やっぱりものを書く以上は、執筆の苦痛を低減させることは大切だと思う。嫌でも書かなくちゃいけない時だってあるんだしね。

いつか自分も人を狂わすくらい魅了させるような文章をかければいいんだけれど。