【次回作予告】The Smoke【パルプヒーロー】
同人誌制作もひと段落したので次回作として、ブロマガ用に一話完結方式の連作短編もしくはアメコミの様なミニシリーズ的な感じの小説を書こうと思っております。
話数溜まったら同人誌化するかもしれませんが今のところ考えていません(表紙描く人がいないし、いつも表紙書いてくれる友人にはゴツイ男の筋肉が書けないと断られちゃったのでw)しばらくは、ブロマガだけの形にしようと思ってます。
パルプ小説に出てくるようなハードボイルドなクライムヒーローを目指す予定で、スーツにフェドーラとドミノマスクを付けたようなタイプ(参考サイト)です。ぶっちゃけ、アメコミのスパンデックス(全身タイツ)着たスーパーヒーローが現れる前に主流だったタイプです。それを使って、エピソードごとに個性的なヴィラン(悪党)と戦わせたり、まじめなハードボイルドやったりっていうのをやるつもり。
今時、まじめなヒーローなんてどうにかしているかもしれませんが、カッコいい正義の味方はやっぱり大好きなんです。最初の方はかなり手さぐりで進むのでどんな仕上がりになるかわかりませんが、皆さんに楽しめるように頑張ります
投稿ペースは一か月に一回もしくは月二回の隔週ペースで投稿出来たらなと考えていますが、まだ何とも言えない所です。なるべく金曜日か土曜日の週末の夜に投稿したい。まあ期待せずに待っててください。
という事であらすじです。
これはあったかもしれない世界の近未来の物語……
極東自治区。ここは先の大戦により、亡命した外国人の特別居住区として生まれた地域だ。
戦争が終わってからも、国外出身者が居つくようになり、様々な人種が入り混じる日本の特別管理区として独自の発展した。しかし、それをよく思わない国民により、テロリズムや排斥運動もたびたび起っている。
ここにはいつも通りの日常は存在しない。あるのは、せっかちで留まることを知らない刹那的な毎日だ。
そんな中、夜の帳(とばり)が下りた街を颯爽(さっそう)と駆け抜け、窃盗などの小さな事件から、政治家のからむ複雑な事件まで、事件の大きさは関係なく、この街の治安向上と法で裁けない悪を裁く男が表れた。
その男は黒のチェスターフィールド・コートにチャコールグレーのビジネススーツ、フェドーラ帽にドミノマスクという格好で現れる。
彼は突然現れ、突然消えていく。
誰が言い始めたのか知らないが、皆、彼をこう呼ぶようになった。
――“煙(ザ・スモーク)”――と。