タイプライターの紹介 Smith premier (remington portable 2 ?)

最近は、タイプライターネタもネタ切れ感が……。新しく公開できる資料もないので、手に入れたタイプライターの簡単な紹介って感じになります。

今回も1930年代のヴィンテージタイプを入手しました。smith premierのポータブルライターです。調べたところによると英国向けのRemington社の別称もしくはライセンス品だそうで、機構とデザインはRemington portable 2 をそのまま流用しているそうです。


ケースもちゃんとあります。


ただ革の取っ手がすでに壊れているので、持ち手の役割を果たしてませんが。レザークラフトは出来ないのでそのままにしてあります。一種の現状維持?


まあ。こいつはタイプできないジャンクで出品されてたんですが、どう見ても壊れてはなさそうな外見だったので入手。結構安く手に入りました。


キーはQWERTY配列だけれど、フランス語のアクサン[アクセント記号( ˊ ˋ ^ )]とセディーユ(¸)がついていました。このキーだけ強い黄ばみがあります。まあ、この時代のキーは文字が書かれた厚紙がガラスと金属で覆われているだけだから、経年で紙が酸化して黄ばむんだよね。


ぐるりと一周の図


このタイプライターの使い方はこのツマミを引っ張って持ち上げます。


そうするとタイプアームが上に持ち上がり花弁のように扇型に広がります。


キャリッジロックも特殊な形でプラテンノブを引っ張ってロックを外します(Reminton Potable 1, 2, 3, Noiseless potable等は大体この形式)


そうやってから改行レバーを引くとキャリッジが動きます。清掃と注油していないので動きは悪いです。でもドローバンドは切れていない模様。普通にタイプも出来たので壊れてはいないっぽい。使い方がわからなかっただけっぽいね。普通に使えそうです。


ロックするときは写真のまるで囲ったレバーを押して、プラテンノブを押し込めばロックできます。まだこいつは清掃も何もしていないので、ホコリとサビが目立ちますが、時間が出来たら清掃と注油をしようと考えてます。その時はまたブロマガのネタにするかも。

大して内容が無くて申し訳ない。

ではでは今回はさようなら。