同人物書きによる小説の書き方 ストーリーライン編

どうも、お久しぶりです。以前書いた『同人物書きによる小説の書き方』が何気に宣伝とかしていないのに、いまだに定期的なアクセスがあるので今更ビックリしています。アクセスの数だけ苦しんでいる人がいるんでしょうね……。自分で言うのもなんですが、執筆スタイルなんてもんは多種多様なんだから、そんなに役に立たないと思うんだけどなぁ……。

今回はまあ、続きです。ブロマガネタにも事欠いているので自分の創作アプローチをまた公開します。ネタが無い時は身体を張れってのが世の中の常ってもんです。もう恥も外聞も捨てました。

自分の場合、ストーリーを考えるときはプロットというよりも、アウトライン(概要)を箇条書きにする方式をつかっています。まあ、やったり、やらなかったり気分にも寄るんだけど。おまけに手書きですごく雑です。自分が理解できればいいので悪筆で問題ナッシング。糞真面目にやって、欠けなくなったり追い詰められたりしたら本末転倒なので、テケトーでいいんです。力抜くところと力入れるところは間違えないように。完璧主義のフルスロットルは創作において自殺行為。マジになりすぎるのも問題よ。気楽に気楽に(大切なので二回言いました)。

これは現在ブロマガ連載している "The Smoke" 第一話を書く前に書いたストーリーラインラインです。



DVDのチャプターリストみたいなもんで、執筆前の大まかなストーリーラインです。だから、実際のストーリーラインとは少し違います。酷い字なので、とりあえず少しだけ箇条書きしてある部分に補足を入れつつ説明しよう。まずは箇条書き部分。
  1. Introduction(導入)
  2. 出会い
  3. コミュニケーション
  4. 再会
  5. 疑念
  6. 捜査
  7. 取引
  8. 真実
  9. 取引
  10. クライマックス
という感じでアウトラインを作りました。メモに書いてある青字のB, M, Eの三文字はBiggining(序盤)Middle(中盤)End(結末)の頭文字です。となりの黄色い用紙はストーリーラインをもっと単純化したもの。私は起承転結使わず、ハリウッドの三幕構成使ってます。まあ、ストーリーライン構造は、切る場所で起承転結でも五幕構成でもできるんでそんな気にしないで大丈夫。あとPart1, Part2というのは時間が間に合わない時に二話構成して分割しようと考えた部分です。

長編書くときは、アウトラインに下部構造として、見出しのストーリーラインをに更にアウトラインを付け加える感じでやればどうにかなります。長編でも、短編でも大切なのはどうやって始まって、どんなことが起こって、どうやって終わるか。それを自分なりに理解することです。

アウトラインの利点は、作った時点でストーリーの大体のボリュームが把握できるようになるってことです。この時点で、どの部分のストーリーが過剰で不足しているのかわかってくるので、一旦戻って、ストーリーを組み立て直すことが出来ます。自分は書く前にストーリをアウトライン化してストーリの流れをつかむようにしています。

ボリュームのあるストーリーや、ストーリーが上手にまとまらない場合はアウトライン化すると効率的にストーリーが組み立てられます。飽くまで、ストーリーテリングというエンタメ的な物語構成ノウハウなので文学とが芸術的自己表現をやるばあいは使えるかどうかはわかりませんが。

あと、自分は小説書く場合、意識しているのは、どうやって物語に引き込むのか。イントロダクションの置き方と、ラストシーンをどう見せるかってのに重点を置いています。始まりと終わりさえ決まってればどうにかなる気がする、ってのが持論です。

それが決まったらモリモリ本文を書くだけ。でも、書けない時は書けないのよねぇ……。

まあ、そんな感じで作っています。次があったら、文章について教えられるほど知識はないですが。今までの失敗から気を付けていた方がいいポイントでも……それでは。
サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。