ヤル気があるように見える人の話

ヤル気のある奴は長続きしない。いや、『ヤル気のある様に見せられる奴』が正しいかもしれない。これは自分が短い人生の中で感じた傾向ですべてに当てはまるわけじゃないけど、自分の身のまわりではそんな傾向がある。類は友を呼んでいるだけかもしれないけれど……。

どちらかというと引っ込み思案で、センシティブで、どこか自信なさげな奴の方が、いいものを持っていたり、センスがあったり、客観的に見てみると素晴らしいものを作っている気がする(これにも例外はあってごく稀に何もできないタイプがいる)。ただ、いかんせんコミュ障というかコミュ力が弱いので、その点で損している人が多い。世の中上手くいかないモノです。

だからヤル気があるように見えて、口が上手くてグイグイ押してくる人に出会ったら、制作物を見るようにしています。そこで、「これから作ります」「今から頑張ります」なんて言葉が出たら自分は様子見します。逆にその人が『一人で』何かしら制作物を作っている人ならもしかしたら、ハイパフォーマンスな人かも? と思ったりします(本当にごく稀だけど時々います)。

自分が今までにあった、やる気のあるように見せるタイプの人は作業関連に関しては、手を抜く、今の自分が出来る最善だと思う行動をしない、不平を言う、締め切りは守るけどいかんせんクオリティが低い。挙句の果てには逆ギレしたり凄みを利かせて脅してくるなんてのがいました。

もちろん当人にはそんな意識は無いんだろうけど。傍から見てて鼻につくというか、美味しい話に飛び込んで、甘い汁だけ吸おうとしている小利口者に見えて自分だけ満足できれば満足で、他人への思いやりが無いように見えるんですよね。

ストイックに自分のできる事をこなして、何が人の迷惑になるか考えて行動するだけで、結構違うと思います。まあ、真っ当な社会から外れたところで、どうにか生きているレベルの、自分が言えた義理じゃないんけどね。