年を取ることについて

人間はなんでそこまで若さに執着するのだろう。

自分なんかは年を取るのは当たり前なんだから、それに見合った振る舞いをしたいと思う。十代から二十代前半にかけて容姿を褒められることもチヤホヤされることも殆どなかったので、そこまで、若さに関して思うことはあまりないし、執着もしていない。逆に最近になってからのほうが、思春期の頃に比べ外見的にはマトモな扱いを受けているので、過去の事はどうでもいいと思っているってのもある。

逆に最近になって、社会人生活を送っている同級生なんかどこかでぱったり再開して、挨拶を交わすと、顔が激変していたりしてびっくりする(もちろんその逆もある)。ハードな仕事をしている人や、煙草を吸っている人なんかは、結構ダイレクトに老けたようにみえる、それに男性の場合年をとって下っ腹が出てくると貫禄のようなものさえ感じられる。

他人がどんな生活をしていようが知ったこっちゃないのだが、エネルギッシュな頃を知っている身としては同情を禁じ得ない。とはいっても、自分も他人が見れば、年齢相応には老けて見られているんだろう。ただ、思うのは見た目は意外とモノを言うというのも確かだ。端々にその人が歩んだ片鱗が見えてくる。

そんなことを言ってしまうと、俺もこれを読んだ誰かに反感持たれて、「他人のことを言えた口か、てめえも間の抜けた顔してるじゃねえか」と怒られそうなので、この話はココらへんで。もちろん若さを大切にするのは大事なことだと思う。でも、自分は若さだけに執着することよりも、その年齢に似合った振る舞いが出来る方がはるかにスマートで格好良いと思うんだけど、世の中の人は違うのかな?