ピンと来る感覚

ごく稀に、『ピンと来る』としか表現しようのない感覚を覚えることがある。別の言い方をすれば『運命感じちゃった』ってヤツである。なんとなく、雰囲気で『うまくいきそう』とか、もしくは、一発で同じように『これは駄目だ』と思うのもピンと来る感覚だ。

大体、人生の節目だったり、何かしらのきっかけみたいなのがあったりはする。とはいっても、うまくいきそうだと思っても踏み出せなかったり、動けなかったりすることもある。少しでも生きていれば何かしらのしがらみは生まれてしまうのだから、仕方がないといえば仕方がないとも言える。

ただ、思うのは、自分から主体的に動いてないと、なかなかその感覚に出会えない。待っていても運命なんかは変わらない。恥をかいたり、格好悪いことをやったり、体を張ってみたり。多少変人に思われても、自分がしんどくならないようにして生きていくのが一番だと懐います。結局最後に頼れるのは自分自身ではあるのだから。

理性で動いてきた人はたまには周りを振りきって、感情の赴くまま、本能のままにに動いてみたり、逆に感情で動いてきた人は、理屈で動いてみたりすると、新たな発見があるかもしれない。なにか新しいことを手に入れたいと思うなら行動を変えてみる。これが案外効果があったりする。

もしかしたら、『ピンと来る』感覚って、結局のところ歳を取って、無意識的に経験則の感度が上がっているだけなのかもしれない。まあ、それは当人がどう感じるかだけどね。