【小説書き向け】InDesignで挿絵を入れpdf化した際、トンボの部分が切れてしまう時の対処法【同人ノウハウ】

自分は小説本を作るときは、ほとんどのことをインデザで全てやってしまうのですが、だからといって全部の機能を把握しているわけではなくて、必要な部分だけ最低限覚えている感じなので、時折トラブルに見舞われます。

でも、同人小説向けのインデザtipsってあんまり無いんですよね、もうちょっと小説書きで色々共有できたらいいんですが、なかなか話す相手もいないので、とりあえず自分が対処できた問題は気がついた時に載せていこうかなと思います。



人印刷所は印刷所さんが面付けしてくれるので、pdfファイルを見開きではなく、単ページ設定で書き出し、入稿しているのですが、そうすると普通に原稿を作って、挿絵を入れてpdfにすると、赤丸をつけたように、ノド側のトンボの部分の画像が切れて、次頁のノド側に切れた部分が配置されてしまうんですよね(下の画像参照。クリックで拡大出来ます)。




ちょうど入稿前だったんで、あまり時間もなく、これをどう対処すればいいんだ? と焦りながら考えていたのを覚えています。まあ、トンボの部分は裁断されてしまうんで、問題ないといえば問題ないんですが、なんか気持ち悪いというか、不完全な感じが嫌だったんで、どうやたら解決できるかということで数時間悩んでました。

最終的にたどり着いた結論は、挿絵だけ独立ページの設定にするということでした。

見開き設定で原稿作っていても、入稿する際は単ページのデータだし、同人誌はほとんどが折丁ではなく殆どがペラ丁合なんだし(ココらへんは印刷所によって違う?)、挿絵イラストは独立したページにしちゃえということで、以下の方法をとってみました。



[選択スプレッドの移動を許可]にチェックを入れ、ページウィンドウの方の挿絵のページをドラッグ&ドロップします。これで、見開き設定が外れ、独立したページができます。



そして書き出し。


書き出しの設定のところでトンボをつけて、書き出してみます。




結果はこの通り。こうすることで、挿絵が切れず1ページに収まった原稿が出来上がりました。挿絵を入れる際にはお試しあれ。