ささやかだけど大切なこと(かもしれない)

だれかと一緒に作業をする時って、それなりの信頼感のようなものが必要になる時がある。

周りを差し置いて自分の快不快や利益を追求し過ぎないこと、主張し過ぎないことっていうのはとても大事なことだと思う。こういうのって、善意や正義感の強さからくるものだから、一概に否定はできないんだけど、純粋な正しさって結構しんどい。

いくら正しくても、正しさをつきつけるというのは、結構残酷です。いくら言っていることが正しくても、現実問題どうにもならないから、妥協点として今の現状があるような場合だと、相手が現状で苦しんで、一人の力じゃどうにもならないのにさらにプレッシャーを掛けているだけだったりします。

相手のことは、どうやっても完全には理解できないんだけれど、それなりに相手への尊敬や好きになる気持ちって大事だと思う。同人とかだったら、一緒になにかやろうとするときは、その人の作品を何作か手に入れて、実際に読んでこの人にアプローチを取ろうとかっていうことをするわけだし。今、手に入れられる情報を手に入れるだけ手に入れてリサーチするわけだしさ。

主張する前に、時間が許す限り、観察したり、そのチームのやり方を一通り踏襲してみたり、とりあえず文句言わず、言われたことを言われたように普通にこなすってのは大事だと思う。こうありたい、こうなりたい、理想に近づけたい、近づきたいって思うほど、どうして今はこんな状況なのかを考える。

大したことじゃないけど、気を使うっていうことなんじゃないかな。気持ちのない上辺だけの言葉で取り繕うよりも、まずは、実際に中にはいって空気に馴染む、当たり前のことを当たり前にやる。そういうことが結局は信頼とか、信用とかそういったものに繋がってくると自分は思っている。