いつの間にか大人になっていた

生きている限りは歳を取る。生きている以上は当たり前なんだけど、精神的な意味ではいまだに大人になった気がしない。心の何処かでは、いまだに気持ちの中では大学生くらいのまま、時が止まってしまったかのような気分だ。

いつの間にか年齢の上ではお酒も飲めるし、タバコも吸える、ギャンブルもやれるしエロビデオもエロゲーも変える。(残念ながらお酒も飲めないしタバコも吸わないし賭け事もやらないので、その権利を有効活用できているわけではないが)金さえあればだが、法を侵さないかぎりは自己責任でなんでもできる。あっという間に子供時代は過去のものとなってしまった。

その割には、ビジネスマナーや振る舞いなんかは、大人と言うには若干心細いし自分でもどこか、ちぐはぐな印象を受ける。とはいえ、大半のことでは驚かなくなったし、人前に出ることに耐性がついたり、ある程度のことは自分でやれるようにはなったとは思う。とはいえ、しんどいことも、楽しいこともあるけどね。

とはいっても思ってもいないことも起こるし、いつの間にか考えてもいなかった講師業をやってたり、孫の顔くらいは見せられるんだろうな―とか思っていたら母親が病気で亡くなったり、何故か友達のほとんどが、普通では出会うはずのないようなネットと同人イベントで出会った人たちばかりになったりと予測不可能なことも起こって、人生はなるようにしかならないんだなと思ったりしてます。

案外真面目に生きてたら人生って、すごい短いのかもしれないとも思う。考えれば考えるほど、一人の人間が一生にやれることなんて限られてるなと感じる。どうにもならないこともあるけれど、それでも大半のことはどうにかなるし、だいたいのことは落ち着くべき所に落ち着く、世の中はそういうもんみたいです。